プリンティの石井です。
最近、ブルーレイディスクに撮り貯めた大切な番組が、ある日突然見ることができなくなったというディスクをプリンティに持ってこられるお客様が時々おられます。
突然コピーしたディスクが観れなくなるというのは、以前であればディスク面に傷がついてエラーが起こって見れなくなるというのが、よくありました。この場合、解決方法はディスク研磨です。傷ついた読み取りの面を削って傷を取り除き、再生させます。DVDやCDの場合は結構この方法で救えた経験もあります。データが書き込まれている記録層までにある程度距離があったのでできました。 しかし、最近時々プリンティにおいでになる、「昨日まで観れていた番組が、ある日突然観れなくなる」現象のディスクは傷であるとは言えない場合がほとんどのような気がします。石井の目には、明らかな傷は見出せません。
今回のお客様は、それを歯磨きペーストで研磨して再生させようとしたらしいのです。見れなくなった⇒研磨というのは、必死な想いはわかりますが、とても危険です。特にブルーレイディスクの場合は。
ブルーレイディスクは、記録層まで0.1mm~0.2mm程度しかないのです。しかも、ブルーレイディスクは傷に弱いため、表面が固い加工がされています。そこを研磨するというのは、そのハードコートを削るというのは至難の業だと思います。また、本当に傷がついてしまえば、2度と読めなくなってしまう事もあります。 今回おいでになったお客様は、プリンティのブルーレイプレイヤーでは観ることができました。ですから、相性のいいプレイヤーでは読めたという事かも知れません。
プリンティではテレビ番組のコピーやムーブのダビングは現在お受けしておりません。
著作権の問題もありますし、ハードディスクからブルーレイディスクへ、あるいはディスクからハードディスクへと移し替えるムーブは、移動の際にエラーが起きるなどの問題が起きても責任が取れませんので、よほどのことが無ければお引き受けいたしません。
申し訳ありません。
石井が思うに、今回のようなトラブルの原因は今のところよくわかりませんが、番組やブルーレイのコピーガードと深い関係があるように思えます。何らかの理由でコピーガードのハードルをプレイヤーが乗り越えられないことによるもののような気がします。
そもそもの原因は、プレーヤーにあるのかディスクにあるのかデータにあるのか、今の僕にはわかりません。 ただ、ブルーレイにおいては観れない⇒研磨修理というのはとても危険だという事は知っておいてください。